見落としがちな転職のコツ

2020年4月7日

コーチングによって引き出される「気づき」が転職やキャリア形成にも役立つ

doda Xでは、転職サービスのほかに、対話によりキャリアを整理できるサービス「doda X キャリアコーチング」を提供しています。今回は、本サービスの提携先である、業界大手で、これまで延べ5,000人の支援実績を持つエール株式会社 代表取締役 櫻井 将さんに、コーチングが転職やキャリアに関する悩み・迷いの解消に役立つ理由について解説していただきました。

キャリアに関する“もやもや”を払拭するのは誰か

こんにちは。櫻井です。
キャリアの選択には「正解」がありません。現職にとどまるべきか?転職するのか?独立するのか?複数の人生を歩めない以上、いずれかの選択をする必要がありますが、納得感のある選択をしたいものです。が、キャリアの悩みを同僚や友人に話しても、そのモヤモヤがスッキリしないな、と感じたこともあるのではないでしょうか。
そんな時に一つの選択肢として、コーチングを受けることをお勧めします。

コーチングはあなた自身の中から答えを引き出す

人の悩みや困りごとの相談に応じるコミュニケーションには、大きく4つのタイプがあります。「ティーチング」「コンサルティング」「カウンセリング」、そして「コーチング」です。

前の2つ、ティーチングとコンサルティングは、選択に必要な情報を「与える」タイプのコミュニケーションです。ティーチングは文字通り、必要な知識やスキルを教えるもの。コンサルティングは、特に専門領域において解決策を提案したり助言したりするものです。

それに対して、後者のカウンセリングとコーチングは、選択に必要な情報を「引き出す」タイプのコミュニケーションです。どちらも情報を「与える」のではなく、相談者の中から「引き出す」というアプローチをします。カウンセリングは、自分がしたい選択・行動が分かっているのにできない原因(主に心理的なケースが多い)を一緒に探し、解決をサポートするもの。そしてコーチングは、自分がしたい選択を明確にし、そのための行動を一緒に考え、伴走をします。

対話を通じて未来のセルフイメージを整える

「いや、自分の選択は、自分で考えてこそ意味がある」と思う方もいるかもしれません。では、なぜコーチが必要なのでしょうか。それは、人は多くのことに気づいていないからです。
例えば、誰かと一緒に映画を観た後、カフェに入って話していると「えっ、そんなシーンあったっけ?」となったりします。全く同じ映画を観ていたにも関わらずです。また、例えば、今あなたはこの文章を読んでいますが、一度目を閉じて、いま聞こえる音に10秒間、耳を澄ませてみてください。思った以上にたくさんの音が身近には溢れているはずです。

こんな風に人というのは、外部のことだけではなく、自分のことでさえ気づいていないことがたくさんあります。それは、キャリアを選択する上でとても重要になる、自分の大切にしている価値観だったり、自分自身への思い込みにも当てはまります。

コーチングで投げかけられる質問は、普段刺激としては受け取りながら、気づかずに流してしまっている事柄から「気づき」を得るようにするためのものです。相談者はコーチとの対話を経て、「何をしている時が幸せか」「仕事をする上で大事にしているものは何か」といったことに気づき、価値観を言語化し、自分が望む未来のイメージを整理していくことができます。

さらに人間の脳は、描いたイメージを実現しようとするように出来ています。未来のイメージの解像度を高め、鮮明に描けば描くほど、日常の行動がそこへ向かっていくのです。これが有名な「引き寄せの法則」であり、「思考は現実化する」という話です。
これが、転職やキャリア構築にとってコーチングが効果的である理由になります。

doda Xでは、転職サービスに続き、「doda X キャリアコーチング」を提供しています。 「doda X キャリアコーチング」を受けることで、「自分がどうありたいか」「何をしている時が幸せか」といった価値観を整理し、今後のキャリア戦略に役立てることができます。

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