見落としがちな転職のコツ

2020年11月17日

理想の企業との出会いにつながった、特記事項欄の「仕事観」

ヘッドハンターが目を留めた、ある転職希望者の「特記事項」欄

今回は、広告代理店から独立系コンサルティングファームへ転職した方の事例です。その方は、登録情報の「特記事項」欄に、「自分はどのような思いを持って働いているか」「こんな会社があれば自分にとって理想的」「転職した先での仕事を通じて社会をこのように変えたい」といった仕事観や個人的なビジョンを、7行も費やして書いていました。

それを見たヘッドハンターは、記憶している企業の中に「言葉は違うが、この方と近しいビジョンを掲げている会社がある」と気づきます。「でも、この方は恐らくその会社のことを知らないし、このままだとその会社にたどり着くことはないだろう」と考え、早速この転職希望者の方に、「あなたと同じ理想を抱いている会社があります」と伝えるスカウトメールを送りました。すると、その方から応募の意思を伝える返信があり、さっそく企業の面接をすることに。

同じビジョンを持つ企業と転職希望者が面接をして、話が弾まないわけはありません。選考はとんとん拍子に進み、企業からのオファーでは通常出さない水準の年収が提示され、その方は入社を快く決めました。

「思い」や「考え」を言葉にして記しておく重要性

後から聞いた話によると、その転職者の方は月に300通近くのスカウトメールを受け取っていたそうなのですが、返信したのはそのヘッドハンターが送った1通だけだったそうです。

「特記事項」欄は、文字通り「特に記すべきこと」がなければ何も書き込まないケースがほとんどです。でも、この方がそこに「仕事観」や「ビジョン」を記さなければ、ヘッドハンターはこの企業と引き合わせようとは思いつかなかったはずですし、当然この転職も生まれなかったでしょう。

全てのヘッドハンターが、特記事項に書かれていることをくまなくチェックしているわけではありません。しかし、偶然にも目に留まることがあれば、そこから転職の可能性が開けることがあるということです。

登録情報には、定量的なスキル・経験だけでなく、定性的な「思い」や「考え」を何らかの形で残しておくだけで、自分の頭では思いも寄らなかった企業が紹介される可能性や、あなたによりフィットする求人のスカウトを受け取る可能性が高まるはずです。

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